いつから慎重になったのか?
ふと考えてみた。
ものごころついた頃にはもうすでに慎重だった気がする。
今、特に行動に対し慎重なのは5年ほど前に血糖値が高いことがわかり、「糖尿病的」だとわかったからだ。
以前は、がんばれば何とかなるといつも考えて、歯を食いしばっていろんなことを乗り越えてきた。
しかし、高血糖状態で踏ん張るとさらに血糖値が上がって、ひどいことに成りかねない、と考えると
いろんなことでブレーキを踏みがちになった。
ここで「糖尿病的」という表現をしたのは、糖尿病について、空腹時血糖やヘモグロビン値(Ha1c)が基準値よりかなり高くなっていはいるが
まだ合併症等の問題が発生した訳ではないし、基準よりちょっと高いだけだという想いがあるからだ。
そもその糖尿病とは血液中のブドウ糖量が増えることにより、種々の合併症を発症することを指す。
数値としては空腹時血糖100、Ha1cが5.8%以上が注意域といわれているようだ。私は健康診断でHa1cが8.2%ということで指摘を受けた。
その後近くの医院でブドウ糖負荷試験を受けて、ブドウ糖負荷2時間後血糖値が200を超えているということで糖尿病という診断を受けた。
「若いのに大変ですね。これからがんばってくださいね。」という医者の言葉にかなりショックを受けた。
「インシュリン打ちますか?最初からインシュリンでは抵抗があるようでしたら、血糖値をさげるお薬を飲みますか?」
私はどちらも拒否しました。すると、「それでは私は責任持てない。」という医者。
私は感情的に、
「あなたのいうことを聞いたら、あなたは責任を持てるというのですか?私の人生に!」
「そんなこと言われたらやりにくいじゃないですか?」
「!?」
というやりとりのあと、しばらく様子をみるということで、帰ってきた。
そもそも糖尿病とはどのような病気なのだろうか?
「医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす 生命の法則」三石巌 著作 祥伝社 にはこのようなことが書かれている。
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ブドウ糖は、亀の甲のような六角形をしている。ふつうはそれが閉じているのだが、ときどき少し口の開いた形のものが混じってしまう。
悪さをするのは、この変形したブドウ糖である。血糖値が高くなってブドウ糖の全体量が増えれば、それだけ悪いブドウ糖も増えてしまう。
この変形したブドウ糖が困るのは、タンパク質にくっつこうという性質を持っている点である。
ブドウ糖にくっつかれると、タンパク質は本来の働きができない。
タンパク質の中でも、とくにブドウ糖のターゲットになりやすいのが、SODと呼ばれる活性酸素除去酵素である。
いろいろな病気の原因になる活性酸素という「悪党」を除去するのがSODの仕事だから、
その働きが封じ込められると大変なことになる。大勢の泥棒が徘徊しているのに、警官が休暇をとっているようなものである。
それだけでなく、ブドウ糖にくっつかれたSODは、壊れるときに自身で強い活性酸素を発生させてしまう。
警官が泥棒に早変わりするのだから、最悪である。そのため、糖尿病になると体内で活性酸素が大暴れするようになり、
網膜症、腎症、神経症といった合併症を惹き起こすことになる。
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つまり糖尿病とは尿や血液中にブドウ糖が過剰に含まれているということが直接的に問題なのではなく
血液中の過剰なブドウ糖が活性酸素除去酵素(SOD)に付着し、破壊することにより、活性酸素が増える。
この活性酸素が臓器等を攻撃することにより合併症が誘発されるということが糖尿病の問題であり怖さであるということだ。
このブドウ糖増→SOD減→活性酸素増→合併症発病というメカニズムを認めて、以下に思ったことを書いていく。
ブドウ糖が増えてもSODが破壊されなければ合併症は発症しない。また、SODが破壊されてもそれを補う量のSODが供給されれば
合併症は発症しないということが推理できる。
血糖値が制御不能で、どんどん上がっていくのは問題であろうが、安定して少し高めの血糖値を保つというのであれば
インシュリンや血糖値降下剤を飲む必要はないのではと思うのである。
どうしてこのようなことを書いているか?というと、通常よりも少し高めの状態は、低血糖状態よりも人間にとって優位に働くと可能性がある
と思っているからである。
「糖尿病は薬なしで治せる」渡邊昌 著作 角川書店にはこのように書いてある。
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高血糖を指摘されたのを転機として、一病息災の人生に挑戦しましょう。いつも
高めの血糖状態にあれば、脳の神経細胞はそれだけブドウ糖を利用できるはずであり、
より高い精神機能を得られる可能性もないとはいえません。これこそスーパーヒューマンへの進化の始まりかもしれません。
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この進化のためにはどのようなことをしたらいいのだろうか?
私なりに考えてトライ中のことをこれから書いていこうと思っている。